シリーズ200万部突破の本田健さんの著書「30代にしておきたい17のこと」を紹介します。
自分について理解し始め、現実的になってくるのが30代。
希望と現実のあいだにいるのが30代とも言えるかもしれません。
本田さん曰く、「30代は人生を劇的に変えられる、最後の10年」とのこと!!
本書では30代を価値的に乗り越え、それ以降の人生をより良くするためのヒントが書かれています。
こんな人におすすめ
- これからの30代を有意義に過ごしたい
- 30代やり残したことがないか考えたい
- 30代を後悔したくない
- 30代を過ぎたけれど、より良い人生を送るヒントを得たい
目次
1「すべてを手に入れることは不可能」だと知る
2 変えられることと、変えられないことの違いを知る
3 自分の勝ち(負け)パターンを知る
4 セルフイメージを定期的にチェックする
5 お金と真剣に向き合う
6 パートナーや子どもを持つか決める
7 自分の居場所を決める
8 両親とお別れしておく
9 年齢の離れた友人を持つ
10 運を味方につける
11 自分の内に潜むダークサイドを癒す
12 メンターから学び、教えを次にまわす
13 人脈を金脈に変える
14 才能の掛け算で勝負する
15 大好きなことを仕事にする
16 人生の目的を知る
17 自分のお葬式の弔辞を書いてみる
読書「30代にしておきたい17のこと」 本田健 著
要約
私が特に読んで良かったと思う箇所について要約します。
3章 自分の勝ち(負け)パターンを知る
20代の頃に思い描いていた自分には慣れないことを知って、軽く絶望するのが30代とも言えるかもしれません(笑)。
ですが、30年間のデータベースを元に、今のあなたなら自分の成功しやすいパターン、失敗しやすいパターンがわかっていることでしょう。
直感を大切に、自分の必勝パターンを実践していきましょう。
現実を知ったからこそ、戦略も立てられるということですね。
これまで生きてきた人生を振り返り、成功体験、失敗体験を思い出してみてください。
きっと、自分に適した戦い方がわかるはずです。
「絶望するだけでなく、これまでの自分の経験を信じて一歩前に進もう」というメッセージに胸を打たれました!
5章 お金と真剣に向き合う
いくら稼いでいくら使うのかを決めましょう。
もう今のままで良いというのなら、堅実に生きましょう。
さらに上を目指すのであれば、投資やスキルアップのための行動が必要です。
収入の20%を貯蓄できれば、5年で1年分、それを20年貯めていれば、
4年分の生活費が元金として残っているはず。
それを運用していけば、一生食べられる位の財産はできていきます。
「収入をどこまで伸ばしたいのか、また、そのための行動はできているのか」を
自分に問いかけてみる必要があるということですね。
現在のお金の使い方についても、改めて考えさせられました。
収入についてだけでなく、支出の仕方も未来の自分に繋がっていきます。
貯蓄を運用に回すという視点を持つのは、現代ではとても重要です。
「35歳を過ぎて急にお金持ちになる人は少ない」というのは
耳に痛いお言葉!
14章 才能の掛け算で勝負する
自分の才能は中途半端だと気づき、落ち込んでいる方がいるかもしれません。
でも一つの才能で勝負できるのは、世の中にほんの一握りです。
要は「自分の才能をどう掛け合わせていくか」で人生は大きく開けます。
自分に足りない才能を持っている人を探してくるということも、人生の醍醐味なのです。
自分には才能がない。だから、もう夢に描いた人生は無理だと、何度諦めそうになったことでしょう!
でも、著者は「才能は掛け算だ」と語ります。
ずば抜けた能力がなくても、誰しも強みや特技はいくつかあるはず。
16章 人生の目的を知る
人生には3種類の生き方があります。
「オブリゲーション(役割)ベース」、「モチベーションベース」、「インスピレーションベース」の3つです。
「オブリゲーション(役割)ベース」
やらなければいけないこと。ToDoリストに追われる人生
「モチベーションベース」
やりたいことを情熱的にこなす反面、一度やる気が低下するとモチベーションを維持し続ける必要がある
「インスピレーションベース」
深いところから、静かな情熱が湧き出すような生き方。穏やかでいながらパワーに満ちている
目指すべきは「インスピレーションベース」の生き方です。
自然と自分らしくいれば良いので、何も足したり引いたりする必要がありません。
そのためには自分が何をやりたいのか、何をすると幸せなのかを知ることです。
目の前の選択肢の中で、一番ワクワクすることを選び、大好きなことを毎日やることで、あなたが生きる目的に繋がっていくはずです。
著者にとって最終的な人生の目的とは、「自分らしくあること、そのままで人とつながること」。
私はつい、オブリゲーション(役割)ベースになりがちだと気が付きました。
インスピレーションベースは、今の自分からは一番遠い気がします。
自分の感じることに意識を向けて、できる範囲で実践するようにしたいと思いました。
まとめ
本記事では、本田健さんの著書「30代にしておきたい17のこと」を紹介してきました。
私が紹介したのはほんの一部分ですが、自分のこれまでを振り返り、この先を考えるに当たって大変有意義な内容でした。
現実を踏まえつつも、不安になっている方の背中を押してくれる一冊です。
深い内容でありながら、文章も読みやすいので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
また、オーディオブックを使って通勤時などに聞いてみるのもおすすめです。
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